【カンパーニュのクープデザイン】「身近なもの」が複雑なクープを簡単にする!? | マスタードTOM  

【カンパーニュのクープデザイン】「身近なもの」が複雑なクープを簡単にする!?

前回「クープアート」というものを紹介したマスタードTOMですが、今回は実践的なクープのやり方に注目して記事を書きました!

クープとはパン生地にナイフやハサミなどを使って模様をつける工程のことで、パンを上手に膨らませるためになくてはならない必須のスキルです。

そのスキルが、どんどんアーティスティックに進化しています。今回はその中でもベーシックなデザインを、どんなおうちにでもある「あるもの」を使って簡単に作るやり方をご紹介します!

カンパーニュのデザイン

まずは基本的なデザインを見ていきましょう。今回ご紹介するのはこの図のような丸いカンパーニュのクープのやり方です。

渦巻型や平行線型、放射線型など様々なデザインがありますね。でも今から見ていくのはもっと複雑なやり方です!

クープデザインのやり方

複雑でおしゃれなクープアートを作る方法を、こちらの動画から学んでいきましょう。

この動画はアナ(Bread Journey)さんが公開されていて、カンパーニュの基本的なクープのデザインの仕方を基本から教えてくれています。

サムネイルからチラッと見える複雑な葉っぱ型のデザインに怖気つきそうですが、アナさんが開発した「とある方法」で、いとも簡単にきれいなデザインを作れてしまうのです!

ちなみに…

〜サワードゥブレッドってなに?〜

この動画で作っているサワードゥブレッドとは、サワードゥというパン種の種類で作ったパンのことです。サワードゥは小麦粉やライ麦粉などを自然発酵させて作られます。その味が酸っぱいことから「サワー+ドゥ=酸っぱい+生地」と呼ばれるようになりました。

サワードゥブレッドは、他のパンと比べて目がつまり、ずっしりとしているのが特徴です。

生地の移し方

基本から見ていきましょう。

アナさんはクープの作業台としてピザピールを使っています。釜にピザをいれるための大きなへらのことです。

ピザピールを使うことで、むやみに生地に触らずにそのままオーブンに入れることができるため使いやすいそうです。

クッキングシートを敷いたピザピールに生地をひっくり返すことで、生地に触ることなく取り出すことができます。

パン生地の裏地?

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加えて、アナさんは発酵かごと生地の間にを挟んでいます。

こうすることで発酵かごの模様は生地につきにくくなりますが、生地に触らずに発酵かごから生地をはがすことができるため、不意の事故を防ぐことができます。

パン生地はとても繊細なため、少しの刺激で生地に穴が開いたりして、中に入ったガスが抜けてパンがしぼんでしまうこともあります。悲しい悲劇を防ぐために裏地を挟むことは有効ですね。

また、布が水分を吸い取ってくれるので、クープが少しやりやすくなる効果もあるそうです。

小麦粉でキャンバスを作ろう

安心してください。積もった小麦粉はオーブンの中で暗くなりますが、燃えはしないし、火災報知機を鳴らしたりもしません。
引用:YouTube

素敵なクープアートを作るには、真っ白なキャンバスがとっても大事!

パンを真っ白にするためには、普通より多めに小麦粉を表面に振りかけます。

雪のように積もった小麦粉をさっと生地の表面全体に塗り込めばキャンバスの完成です。

葉っぱ模様のクープアート

 

 

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さて、いよいよ本題です。アナさんはどうやってこのような複雑なデザインをいとも簡単に描いているのでしょうか?その答えは…

糸を使って下書きをしよう

次は私のお気に入りの小さな道具。もしこの方法を知ってたら言っておきたいのですが、私が発明しました。もう何年も同じ糸巻きを使っています。
引用:YouTube

アナさんがクープのために開発したのは、糸でアウトラインを引く方法です。

模様を描く前に糸を使って下書きをすることで、幾何学的なクープアートもきれいに描くことができるのです。

やり方は簡単で、糸巻きを使ってピンと張った糸を生地に押し付け、生地を切るように少しだけ横方向にスライドさせるだけ。あまり強く押し当てすぎるとパンを焼いたあとにアウトラインがくっきりと残ってしまうので、力を入れすぎないように注意しましょう。

線はパン生地を半分に切るイメージで入れていきます。はじめに1本線を決めたら、今度は十字にもう一本。そうすると中心が決まるので、今度は中心に合わせて、隣り合う線のちょうど真ん中にもう一本線を足していきます。あとはこれを繰り返します。

線を多く入れると、パンの形が崩れてしまう危険も。アナさんによると安全なのは4〜8本までということです。
動画では16本線が入れられていますが、慣れるまでは少なめにするのが無難かもしれません。

クープナイフでデザイン

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アナさんが使っているのは手持ちのついたカミソリ。

生地を傷めずにきれいにクープを入れるには、細くて切れ味のよいナイフが求められます。
クープナイフというクープ専用のナイフも売っているのですが、カミソリで代用するひとも多いようです。

アナさんが使っているクープナイフは、取手が短くて細かい作業がやりやすそうですね。

クープナイフの使い方

1.クープを入れる位置を決めましょう。複数個所入れる場合は、そっと指で跡をつけて印にするのもよいかもしれません。
2.刃先を使って、少し斜め45度くらいの角度で入れましょう。
3.軽くクープナイフの柄を持ち、手早くスーっと優しく動かします。恐る恐る躊躇しながら入れると切れ目がヨレます。
4.生地が乾燥しないように注意しましょう。乾燥していると、ナイフを入れた時にヨレる原因になります。
引用:Pain Kitchen

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自作する場合はこちらのサイトが参考になります↓

クープの手順

さあ実際にクープを入れて行きましょう!

クープは先ほど糸で入れた補助線に沿って描いていきます。下に簡単に図式化しているので、参考にしてください。

①:糸を使って全部で16本、放物線上にラインを引く
(赤)3本で1セット。真ん中の1本を中心に、葉脈をイメージして交互にクープを入れていく
③:線を1本あけて、全部で8つ②を作る
(黄)③であけたスキマに葉っぱの輪郭を描く
(青)葉の外側に飾りを入れる

クープデザインの作例

素敵なクープを作ることができましたか?

もっといろいろなクープを作りたくなった人には、こちらのページで様々なクープデザインをご紹介しています!ぜひ参考にしてくださいね。

 

パンの模様のつけ方知ってた?クープアートのご紹介

まとめ

複雑なクープのデザインを簡単にやる方法として、糸で下書きをする方法をご紹介しました。

予め補助線を引いておけば、どんな模様も簡単に描けてしまいます!

ぜひ素敵なクープアートを作ってみてください!

 

トム

サワードゥブレッドか…焼いてみよう!